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新品取扱いメーカー

有限会社モトショップウィリー様

高精度5軸加工機を活用した二輪自動車部品の加工技術向上及び価格競争力強化の実現

事業取組の経緯

 弊社は大型二輪自動車の自社製オリジナル部品のデザイン・設計から製造を行い全国のバイクショップや部品販売専門店等へ納品しているバイク部品製造メーカーである。
 日本の代表的バイクメーカーである(株)カワサキモータースの商品カタログにも、弊社の商品が正式オプションパーツとして取扱されている。
 弊社は「自分流のオートバイクを作りたい」というユーザーの夢を実現化するため、次々と新しいデザインの製品開発を行いお客様に感動していただけるパーツ作りを目指している。
 現在、CADでデザインしたバイク部品をNC旋盤及びマシニングセンタ等の工作機械を用いて製造している。しかし、雑誌等に掲載するとすぐにデザインをコピーされ、他社から同じような価格の安いバイク部品が製造販売されているのが実状である。
 同業他社が容易に模倣する事が困難な複雑形状のバイク部品を製造する加工技術や設備の導入を行い、既存部品の製造工数削減等によって同業他社では難しいコストパフォーマンスを実現し価格競争力の強化を図ることが課題である。
 そこで、高精度5軸加工機導入による工程集約・段取り作業の省略・製品精度向上によってマシニングセンタでは困難だった加工方法を実現し、複雑形状の加工や製造リードタイム短縮によるコストダウンへ取り組むこととした。


事業内容

写真1の新デザインボトムケース製造の工程集約による製造時間短縮及びコストダウンを実現するため、高精度5軸加工機を活用した取り組みを行った。  既存の立形マシニングセンターでは、「ボトムケース」の製造に6回の段取り替えという多くの工程が必要である。そこで、今回導入した高精度5軸加工機で工程集約を行い納期短縮及びコストダウンの事業計画を行った。  また、3DCADによる3Dモデルのデザインを行い、そのデータを用いて高精度5軸加工機を最大限に活用できる可能性を検証した。


写真1.新デザインボトムケース

写真1.新デザインボトムケース

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事業の成果

写真2.3CAMによる3Dデータの活用

写真2.3DCAMによる3Dデータの活用

写真3.高精度5軸加工機による製造

写真3.高精度5軸加工機による製造



 3Dデータ作成後、写真2の3DCAMを用いて「高精度5軸加工機」で製造した時の製造シュミレーションを行い、モデル作成から機械加工までの事前準備の短縮を実現した。
 「高精度5軸加工機」の活用によって、既存の「立形マシニングセンター」では6回の段取り替えが必要であったが、2回の段取り替えで製造可能となり工程集約が実現した。工程数削減によって工程間の段取り時間が短縮され、切削加工においても無駄な動作が無くなり加工時間短縮が可能になり、約61%の製造リードタイム短縮と約19%のコストダウンという成果が得られた。


今後の展望

写真4.オーリンズ製立フォーク削りボトムケース

写真4.
オーリンズ製立フォーク削りボトムケース

 オーリンズ製立フォーク向けの商品として、素材から削り出した革新的デザインの「ボトムケース」の製造販売を実施して行く。
 また、「高精度5軸加工機」の導入により、今後は生産能力が確実に向上することから、新製品の開発サイクルを短縮し、新規需要を掘り起こし売上拡大を図っていきたい。
 さらに、大型の旧オートバイクに対して「スタータクラッチ機構」の性能アップを図る部品を開発し実用新案登録の特許申請を行った。ただのバイク部品ではない特許を含んだ製品を製造し、他社が模倣出来ない商品を開発販売して行くことが今後の目標である。


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